トラック・重機の豆知識・大辞典!

トラック・重機の豆知識やお役立ち情報を日々更新しています!主に【免許・資格・税金・車検】などについてまとめています!

トラック買取ランキング

トラックの「エアードライヤー」の仕組みとオーバーホール方法

トラックやバス、建機などの多くに装備されているエアードライヤーは、エアーコンプレッサーで作られた圧縮空気を利用してエアブレーキやエアサスペンション、エアミッションなど様々なエアシステムをコントロールしている重要な役割を持っています。

4e3c688d423c5e40a109350c1fa64cf7_sまた、コンプレッサーから送られてくる圧縮空気には水分やオイル(油分)が含まれており、これらのものがエアコントロールシステムに侵入すると様々な不具合が発生してしまいます。
エアコントロールシステムに空気や油分が侵入する原因はエアードライヤーの不具合により発生するもので、エアードライヤーの交換あるいはオーバーホールが必要となってきます。

また、オーバーホールと聞くと専門的な知識や難しい作業が必要になると思われるかもしれませんが、エアードライヤーのオーバーホールはシリンダーなどのオーバーホールに比べても、いたって簡単で素人でも簡単に作業することが可能です。

そこで今回は、エアードライヤーの仕組みとエアードライヤーのオーバーホール方法について紹介します。

エアードライヤーの仕組みとは

e0d257b4349dfe52177e3796423f89fa_s中型以上のトラックのほとんどにエアコントロールシステムが装備されており、エアコントロールシステムが装備されている全てのトラックにエアードライヤーが搭載されています。

このエアードライヤーはコンプレッサーから送られてくる圧縮空気に含まれる水分や油分などをろ過したり排出したりしてエアシステムへ侵入することを防ぐ役割を果たしています。

エアードライヤーは圧縮空気に含まれる水分や油分を除去するために、水分を取り除きドライエアを作り出す「乾燥剤」水分や油分の排出を行う「エキゾストバルブ」水分や油分の逆流を防ぐ「チェックバルブ」エアコントロールシステム内の空気圧力をコントロールする「ガバナ」によって構成されています。

エアードライヤーの不具合は経年劣化によるものがほとんどで、定期点検やメンテナンスを怠ると、あらゆるエアコントロールシステムへの悪影響をもたらします。

快適な運転を行うために用いられるエアコントロールシステムには圧縮空気は欠かせない存在となり、圧縮空気を安定して使用するためにエアードライヤーは大変重要な存在となっているのです。

エアードライヤーのオーバーホール方法

エアードライヤーのオーバーホールは本体を外して「パッキン(オーリング)」や「フィルター」「乾燥剤」など10点程度の消耗品を今付いているものと交換するだけの簡単作業で、誰でも簡単に行うことができます。なお、作業にかかる時間は朝から作業開始して夕方頃に作業終了を目安にしてください。

69ef93a33e756f7e79e53a1ae98d4dc9_s①必要な工具を準備する

まずは、所有しているトラックにあったエアードライヤー用のオーバーホールキッドを購入し、下記の工具類を揃えておきましょう。

  • ・プラスドライバー
  • ・スパナ各種、モンキーレンチ
  • ・六角レンチ各種
  • ・クリーナー
  • ・テープ
  • ・ウエス

②エアードライヤー本体の取り外し

トラックの荷台下側面のバッテリー横に丸いタンクのような形をしたエアードライヤー本体がありますので、バッテリーとエアードライヤーの間にあるコネクターを抜いて、エアードライヤー本体に繋がっている2本のエアー配管を外します。エアー配管を外した後はゴミなどが入らないようにテープで蓋をしておいてください。

そして、バッテリーとエアードライヤーの間にあるエアードライヤー下部付近の取り付けボルト3本を外すことでエアードライヤー本体を取り外すことができます。

③エアードライヤー本体の分解

次に、エアードライヤー本体の上部と下部を止めている6つの小さいボルトを外すことで、カバーのようなパージタンク(上外部)と、パージタンクの中にある乾燥剤が入っている筒状のドライヤー部品(真ん中)、バルブなどがあるドライヤー部品(下部)の3つの部品に分解することができます。

④乾燥剤が入っている筒状のドライヤー部品を分解

筒状のドライヤー部品の上部のネジ4本を外すのですが、スプリングが入っていますので、抑えながらネジを外すようにしてください。ネジを外して蓋とスプリング、使用済み穴あき鉄板とフィルターを外すと乾燥剤が見えますので、適当な容器に使用済みの乾燥剤を排出してください。そして下部(皿状)のネジ4本を六角レンチで外し下部分も外します。

これで、乾燥剤が入っているドライヤー部品がバラバラな状態になりますので、筒状の上部にある1つのパッキンと下部の2つのパッキンを外します。そしてクリーナとウエスで汚れをキレイにした後、3つのパッキンと、穴あき鉄板、フィルター、乾燥剤を新品に交換して元通りに組み立ててください。

⑤バルブなどがある下部ドライヤー部品のパッキン交換

バルブなどがある下部ドライヤー部品のパッキンを交換するのですが、すぐに目につくパッキンと、直径2センチ程度の小さいパッキンの2ヵ所のパッキンを外して新品に交換します。

⑥オーバーホール終了

これでオーバーホールの作業は終了ですので、エアードライヤー本体を組み立てて車体に取り付けることで作業完了です。

まとめ

503882a9ece7aba5648a47568b554aa2_s車種によって違いがありますが、自分でオーバーホールを行うことで修理業者に依頼するのに比べて2万円以上は抑えることができます。
また、素人でも簡単に作業することが可能ですし危険性もありませんので、費用を抑えるためにも自分でオーバーホールすることをお勧めします。

トラック・重機買取ランキング
〜スポンサードリンク〜

▲ページの先頭へ