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穴堀建柱車(ポールセッター)の用途・特徴と必要な免許とは

穴掘建柱車とは、荷台にアースオーガーと呼ばれる掘削スクリューを装備したクレーン車となり、「建柱車」「ポールセッター」「建柱クレーン」などとも呼ばれています。

b3b1ac18ea48755d58cb1c526bf47858_s穴掘建柱車はスクリューを回転させて地面にねじ込んでいくことで穴を掘っていく建設機械で、アームを使用して電柱を吊り上げて電柱を建てたり、建築物の基礎工事に必要な深い穴の掘り下げ作業で使用されるたりと、建柱工事や基礎工事では欠かせない存在となっています。

そこで今回は、穴掘建柱車の用途・特徴と、穴掘建柱車を運転・操作するのに必要となる免許・資格についてまとめてみました。

穴掘建柱車の用途や特徴とは

穴掘建柱車は荷台にクレーン車同様の伸縮可能なブームと4本のアウトリガーを備えています。ブームの先に掘削用のアースオーガーが取り付けられており、走行時やクレーン作業時にはアースオーガーがブームのサイドに格納されています。

また、アースオーガーはアタッチメント方式になっていますので土質や穴の口径に合わせたアースオーガーに変更することも可能です。

穴掘り作業時には4本のアウトリガーを水平に地面に設置し、ブームを伸ばしオーガーを垂直に調整した後に穴掘り作業を行うのですが、アースオーガーの垂直調整用に垂直制御機構が備えられている車輌が多く、自動で調整することが可能です。

アースオーガーは油圧ポンプで回転動作する油圧式ですので、高い掘削性能を持っており深い穴でも瞬く間に開けてしまうことが可能です。また、地面への掘削で付着した土などもバイブレーター機能により簡単に落とすことができますので、スムーズに次の穴掘り作業へと進むことが可能となります。

40d90351a62dd53735efefb8582db137_sクレーン作業では、主に電柱の吊り上げ作業に用いられることが多いですが、荷台には電柱を積載できる受台が備えられていますので、穴掘建車1台で電柱の移動から据え付けまでをこなすことが可能です。

穴掘建柱車の用途や特徴とは

穴掘建柱車は、アースオーガーを使用して掘削作業を行うために必要な「車両系建設機械基礎工事用の資格」と、高所作業車装備であるクレーン(ウインチ)の操作に必要な「移動式クレーンの資格」、穴掘建柱車で公道を走行するために必要となる「自動車運転免許」が必要となりますが、運転・操作する穴掘建柱車の機体重量によって取得する免許・資格に違いがあります。

機体重量3t未満

■穴掘建柱車運転のための特別教育

  • 「学科」
  • 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 ⇒ 2時間
  • 作業に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 ⇒ 3時間
  • 運転に必要な一般的事項に関する知識          ⇒ 1時間
  • 関係法令                       ⇒ 1時間
  • 「実技」
  • 装置の操作                      ⇒ 3時間
  • 走行の操作                      ⇒ 3時間
  •                                     合計:13時間

機体重量3t以上

■車輌系建設機械基礎工事用技能講習

  • 「学科」
  • 走行に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 ⇒ 4時間
  • 作業に関する装置の構造及び取り扱いの方法に関する知識 ⇒ 6時間
  • 運転に必要な一般的事項に関する知識          ⇒ 3時間
  • 関係法令                       ⇒ 1時間
  • 「実技」
  • 走行の操作                      ⇒ 10時間
  • 作業のための装置の操作及び合図            ⇒ 15時間
  •                                     合計:39時間

dc3dc4bc29969c3a56b4676676e673e5_s機体重量が3t未満・以上どちらの穴掘建柱車でも、電柱などの重量物を吊り上げる荷役作業で必要となる吊り上げ荷重1t以上5t未満の「小型移動式クレーン運転技能講習」を終了する必要があります。

■小型移動式クレーン運転技能講習

  • 「学科」
  • 小型移動式クレーンに関する知識            ⇒ 6時間
  • 原動機および電気に関する知識             ⇒ 3時間
  • 運転のために必要な学力に関する知識          ⇒ 3時間
  • 関係法令                       ⇒ 1時間
  • 学科試験                       ⇒ 1時間
  • 「実技」
  • 運転のための合図                   ⇒ 1時間
  • 小型移動式クレーンの運転               ⇒ 6時間
  •                                     合計:21時間

また、公道を走行するために穴掘建柱車の車両総重量に合わせた「自動車運転免許」が必要となります。

  • 車輌総重量5t未満、最大積載量3t未満    ⇒ 普通免許
  • 車輌総重量5~11t、最大積載量3~6.5t   ⇒ 中型免許
  • 車輌総重量11t以上、最大積載量6.5t以上  ⇒ 大型免許

これらの資格・免許を取得することで穴掘建柱車の運転・操作を行うことが可能となりますが、操作レバーにはブームの伸縮レバーとオーガーの操作レバーがあり、ブームが少しでも伸びていれば先端のピンがブラケットに引っ掛からずアースオーガーの滑り落ちや格納装置の破損の原因となってしまいますので、作業時にはブームの伸縮レバーとオーガーのレバー操作を別々に行わなくてはいけません。

また、不要になった電柱を引き抜く「抜柱作業」を行う場合に、穴掘建柱車のブームやアウトリガーの伸縮で行っている業者もありますが、穴掘建柱車の損傷やワイヤーが切断されて電柱が転倒し、住宅の破損や人身事故の原因となってしまいますので、抜柱作業を行う場合は「抜柱機」を使用して、ウインチで支持しながら作業を行う必要があります。

まとめ

9153bc9545457856fe936487fe57201f_s今回は穴掘建柱車の用途・特徴や運転・操作する際に必要となる免許・資格について紹介していきましたが、車両系建設機械基礎工事用技能講習や小型移動式クレーン運転士免許の資格を取得することで運転・操作が可能になるのは穴掘建柱車だけではありません。

様々な基礎工事用車輌に活用することができますので、これから建設関係の仕事に就こうとお考えの方には就職活動でも重宝される免許・資格となります。

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